老人性難聴

老人性難聴について

老人性難聴について加齢による聴力の低下は誰にでも起こりうる現象で、病気ではありません。上のグラフは各年齢層における聴力の平均値を測定した結果で、個人差はありますが、加齢に伴い聴力が衰えていくことがわかります。 加齢による難聴の場合、まず高音域から聞こえにくくなり、左右の聴力が同じレベルで低下していくのが特徴です。この衰退傾向はただ単に音の強弱による衰えのみならず、言葉の理解度を低下(周波数分析障害)も伴います。難聴に気づくのは早いほど良いといわれています。年々聴力が低下する可能性がありますので、年に一度は「聴こえの検査」を受けることをオススメします。特に急に聴こえが悪くなったとお感じになった場合などは、できるだけ早く耳鼻咽喉医に診察してもらってください。年齢のせいだけでなく、病気が原因の場合もあり、治療することによって聴力の回復が得られる場合もあります。また、適切なアドバイスを得て聴覚管理をすることにより、聴力の低下を最小限にくい止められる可能性もあります。一度失った聴力を取り戻すことは非常に困難です。早め早めの行動が聴力保持に役立ちます。